2019年6月12日(水)〜6月27日(木)にて大丸東京店で開催されている「(NIGHT)DEPARTーあらゆるところに花束をー」は、一風変わったアートエキシビジョンだ。

日中は、1日平均11万人もの入店客数をかぞえる同店。しかしその裏側を知るのは、働いている従業員くらいだろう。そんな知られざる百貨店の「夜のかお」をテーマに、店舗自体のメディア性と空間を利活用し、現代アートと触れられる機会として企画されたのがこの展示だ。

会場となる外堀通り沿いのショーウィンドウとレストランフロアを彩るのは、「さいたま国際芸術祭2020」のディレクターで映画監督の遠山登司さんと、写真家・アーティストの田村尚子さん。遠山さんがテーマとして「花束」に注目し、田村さんが閉店後の百貨店の様々な場所に配置された花束を作品として撮影した。

さいたま国際芸術祭2020を応援する、このアートプロジェクト。会期中には遠山さんの作品や、さいたまにまつわるゲストたちを招いたトークイベントも開催される。6月14日(金)にはタレントの夏海さんと編集者の影山裕樹さん、6月22日(土)には歌手・女優の玉井夕海さんとP3 art and environment統括ディレクターの芹沢高志さんが登壇する。イベント参加は、こちらのサイト内のリンクから予約ができる。

 

またこのプロジェクトは、クラウドファンディングプラットフォーム・MOTION GALLERYとのコラボレーションで運営されている。プロジェクトページからもわかるように、様々なリターンが用意されている。最終的には、クラウドファンディング支援者数の一輪が集まって、ひとつの花束となりショーウィンドウの風景が完成するという趣向も見ものだ。

2020年春に開催される、「さいたま国際芸術祭2020」は東京から電車で30分。
会場と時間軸を横断したコラボレーションとなるこの試み。ぜひ会場で楽しんでみたい。