Q.渡部さんは、何をしている人?
JR戸田公園駅のショッピングセンター、ビーンズ戸田公園の営業課に所属しています。担当は販売促進のための企画や運営全般ですね。
Q.「販売促進」って?
ビーンズでのイベントやお得情報のほか、地域の魅力を発信していく仕事です。例えばショップがケーキフェアのようなオリジナルのキャンペーンを行っていたら、その情報を「CLaSO」(ビーンズ戸田公園の情報冊子)に掲載します。また、親子ボート教室の開催など、お客さま参加型のイベントを企画することも。そうやって各ショップや地域の方々とこまめに連携をとりながら、地域のお客さまから愛されるショッピングセンターを作っていくのが私の役割です。企画によって如実に売上の変化が見られるので、やりがいを感じますね。
休みの日にどこか商業施設に行ったら、どういうサービスを行っているか必ずチェックするようにしています。大型店より地元に根ざしたお店にヒントがあるような気がして、ビーンズで活かせるアイデアがないかなと常にアンテナを張っています。
Q.戸田公園の魅力はどんなところ?
ファミリー層が多いので公園も充実していて、住みやすい街です。2007年には、この年にスタートした埼玉県の「地域子育て応援タウン」の認定もいただきました。これは子育てをする家族へのサポートやケアが充実している市町村に対して与えられるもので、戸田市がその第1号なんですよ。あと、戸田公園といえば漕艇場。埼玉県ボート協会の理事長にご指導をいただき、「親子ボート教室」という体験イベントも行いました。けっこう本格的でしたよ。
Q.今回お邪魔した「panya no .. takesan!」との繋がりは?
あるとき、地域密着のワークショップを開催したときに「おいしいパン屋さんがあるんです」と教えていただいたんです。そういう声はなるべく活かしたいなと思っていて、何度もお店を訪ねて、ビーンズの催事スペースに出店をしてみませんかと依頼しました。今も定期的にご出店いただいています。お店の売れ筋はあんバターですね。飛ぶように売れますよ。私も何度もやり取りをするなかで、クランベリーのパンが大好きになりました。
催事には、戸田公園周辺の地域に根ざしたお店を中心にご出店いただいています。駅直結という利便性の高い場所に出店できることは、お店にとっても大きな利点だと思うんです。
Q.お仕事とプライベート、それぞれの今年の目標は?
・お仕事
あるとき「そういえば、埼玉物産展って見かけないな」とふと思ったんです。僕は北海道出身で、北海道の物産展はあちこちで行われているし、特産物も広く知られていますが、埼玉はアクセスしやすい首都圏という場所柄もあってか、取り上げられる機会が少ないように感じたんです。でも、さつまいもも美味しいし、深谷ネギだってある。ですから、ビーンズへご来店いただくお客さまに、戸田公園のこと、戸田市のこと、そして埼玉県のことをもっと知っていただけるような取り組みができたら、と考えています。
例えば、戸田市商工会屋上で養蜂されている戸田産はちみつ「TODA HONEY」を販売したり、ショップにこのはちみつを使ったメニューを考えていただいたり。「戸田市ではちみつが採れるんだ」って驚かれる方もいますよ。こうした企画を通じて、埼京線を利用されるお客さまに「戸田市に住んで良かった。埼玉県に住んで良かった」と思っていただけたらなと思っています。
・プライベート
休みの日はだいたい妻と散歩に出かけます。日頃家のことを任せていて、すごく感謝しているんですが、言葉にしないと伝わらないので、なるべくありがとうと声に出して伝えるようにしています。今は妻とふたり暮らしですが、いつか子どもも一緒に、家族で戸田公園に遊びに行けたら嬉しいですね。